目次
○夜勤での出来事
○牡丹 ボケ封じ寺 吉祥院にて
○もらい泣きポロポロ
○レオナでの祝いパーティー
○レオナ卒業
○あなたは このグループホームに入所したいですか?
○手相占い
○裸の付き合い
○介護職につい
○新居浜温泉 パナス・カジャへ行ってきました
○自分への挑戦
○自分をみつめて
○人として
○おかえりなさい 我が家へようこそ<
○わたしの好きな歌紹介
○紙漉き体験で 足腰のリハビリ
○巨人ファンのお母さん
夜勤での出来事
ある日の夜勤
もう 個室に帰り 寝入っていると思われるころ
私は おとうさんの命日まで忘れてしもうた。
いつだったか教えて下さい
明日 〇さんに聞いてみたらええ
ぼくは知らんけん
こんなことまで忘れてしまう自分がなさけないので
代わりにきいてください。
ウルウルしてしまい泣けてきた。
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牡丹 ボケ封じ寺 吉祥院にて ツウニイさんの報告
吉祥院では牡丹の花をみんなで観賞しました。
普段何に対しても あまり関心を示す事のない
チイさんが「うわーきれいじゃなあ」と言ってくれて
ちゃんと感じてるんだな と共感できた事が うれしかったです。
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もらい泣きポロポロ タロウさんの報告
夜勤中
トモさんが泣きながら
「すいません。聞きたい事があるんですが・・・」
とスタッフ室へこられました。
「私のお父ちゃん いつ亡くなったん?
お父さんの命日まで忘れてしもうた。
こんな事まで忘れてしまう自分が情けない・・・
いつだったか 教えて下さい。」
「僕は知らんけん 明日ケイさんが来たら聞いてみて。」
「あんたから聞いて・・・お願い。恥ずかしいて聞けん。」
とても悲しそうなトモさんを見て もらい泣きしてしまいました。
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レオナでの祝いパーティー
入社して間もなく入籍したのですが
入籍したその日に盛大な手づくり結婚式をして頂きました。
入所者 スタッフからお祝いの言葉やプレゼントまで頂き
一生忘れられない思い出となりました。
老人介護の仕事は初めてで 何をしたらいいのか分からず
戸惑っていましたが スタッフがいろんな事を教えてくれました。
その中でも
「ここは みんなの家なんじゃけん」
という言葉がとても心に残っています。
一緒に笑ったり 色んなことを考えたり 家族のような関係を
築けているなあと思います。
私も少しずつではありますが 皆に家族のように思ってもらえる
存在になりたいです。
よろしくお願いします。
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レオナ卒業
私がレオナへ来て1年余りが経ちました。
そしてこの度 新しい家庭を築き退職する事になりました。
この1年 沢山の喜びや悲しみを共に過ごした入所者の方
ご家族の方、職員の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
思い出があふれてきます。
チイさんが幾度となく言ってくれた
「私 この子 好きじゃあ」の言葉。
うれしかったです。
ミイさん 何でも自分でしようとする姿が印象的でした。
スウさん。奥様と手を取り合う姿、微笑ましく映りました。
タアちゃんには沢山相談しましたね アドバイスありがとう。
マサさん。お嫁さんと仲良しで大事に想う姿 いいね。
キイさん、キイさんの手は80年頑張ってきた立派な手ですね。
マツさん、思い出すと 心があったかくなります。
愛らしいキノさん、私も貴方のようなおばあちゃんになりたいな。
トミちゃんの笑顔に元気づけられました。
素敵な方々に出逢えた事を誇りに 歩んでいきます。
ありがとうございました。
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あなたは このグループホームに入所したいですか?
グループホームは年に1度+自己評価(自己点検)をしています。
自己点検項目の最後の質問に 以下の質問があります。
「あなたご自身が認知症になった時に このグループホーム
に入りたいと思いますか。」
グループホームで介護に取り組むスタッフの声をお伝えします。
自分が年を取ることがまだ実感としてないから わからん。
そこまで長生きするかなあ。
少子化だし 自分の子供に面倒をみてもらうのは迷惑かなあ。
できれば ずっと今いる自宅で生活続けたいけど バリアフリー
じゃないから 不便かなあ。
グループホームもいいね。さみしくないし。
でも集団生活だから あまり勝手ばかりは出来ないから
少し窮屈かも・・・でも
いよいよ体の自由が利かなくなると ありがたいなあ。
入所する時期もかんがえなきゃ。
認知症の度合いにもよるかなあ。
何が足りないかなあ。自分の時間をもっと欲しいかなあ。
何があっても入りたくない。一人がいい。
子供が来て時々 外泊させてくれるなら いいかなあ。
「このグループホームに入りたいですか?」という質問に対しては
まだ高齢者になるという実感が薄いため 自分の事として
とらえること自体が難しく 首をかしげる人が多かったように
思います。
ホームで働くようになり むしろ
「こんなお年寄りになりたい。」という声をよく聞きます。
寄り添って生活する中で 憧れのお年寄りが見つかったようです。
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手相占い
ミイさんは 銀座の母ならぬ レオナの母です。
ピタリと当たるかは さておき 手相を占ってくれるんですよ。
占ってもらった人は
「あー長生きすると出とる」と必ず言われるらしい(笑)(笑)
もちろん長生きはしたいけど 財運がしりたーい私。
そんなわけで毎日ミイさんの所へ行って 手を差し出す私・・・に
「日に日に 見てもそう〜変わらん」と
最近では あきれ顔のミイさんです。
一度で言いから 財運があると言ってください。女神さま。
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裸の付き合い
私の思い出に残るレクレーションは温泉に行った事です。
「どこ行くんかいな?」と前日から何度も聞いてくるカツラさん。
ワクワク ドキドキ そわそわ
温泉に着いてから見る みんなの表情は 少し緊張感気味・・・
でも嬉しそうにも見えました。
いざ入ってみると みんな言う言葉は同じで
「気持ちええー」と とてもリラックスしていました。
思い出写真もたくさん撮りました。
ホームと全く違い 皆で一緒に入る事で違った関係も築けました。
何より みんな笑顔で 伸び伸びしていた事が印象です。
またこういう場で みんなのよい笑顔に出会いたいなあと思いました。
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介護職について
もともと 福祉の仕事に興味がありました。
というのは 私の妹は身体に障害があって 小さい頃から
様子を見てきたり 日常の世話の手伝いをしたりするうちに
人の役に立てる介護の仕事がしたいという気持ちが強くなりました。
それが一番のきっかけだと思います。
まだスタートラインにたったばかりですが 日々成長し
少しでも私を必要としてもらえるよう 自分を100%出して
頑張りたいと思いますので よろしくお願いします。
働いて感じた事
どういう仕事か 想像していましたが 実際 入って働いてみると
私が思っていたよりは 楽でした。
それは 私がお年寄りに対してしてあげる事が思っていたより はるかに
少ないと感じました。
でもその分 精神面などは 思っていたよりつかうなあ・・・と日々思います。
それはマイナスな事だけではなく プラス方向ででもです。
例えば 「この方には日々どういう事をしてあげれば退屈しないか、楽しく
いてもらえるかな というこうとです。
これからこうしたい
もっと外出をしたり 色々な音 物に触れていってほしいと思います。
この年になって初めてーしたとか言ってもらえるような そして印象づけて
レオナでの思い出を一つでも多く 頭に残していってほしいです。
レオナにきて
本当に職員は好きです。
すごいピリピリしてる職場で重みを感じるかも・・・とすごく
不安でしたが 全く逆です。
本当に ほっとしました。
入所されている方も 伸び伸びされていたり それぞれの表情がとても素敵で
ここに来れてよかったなという思いです。
皆さんへ
日々成長し 少しでも私を必要としてもらえるよう 私を100%だしていきたいと
思いますので これからもよろしくお願いします。
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新居浜温泉 パナス・カジャへ行ってきました。
介護付入浴を歓迎してくれる温泉施設です。
家族風呂になって個室で 浴槽は2個あり休憩用和室もありました。
「気持ちええなあ」「ええなあ〜」
温泉ではにぎやかに笑ったり 写真を撮ったりして
家族みたいに一日を過ごせたので よかったです。
これから たくさんの行事に参加することで
介護する喜びを感じ 多くの事を学んでいきたいと思います。
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自分への挑戦
自分にできるんかなあ、できるようになるんかなあ
と思っていた介護の仕事も 完璧ではありませんが
出来るようになりました。
介護に終わりは無いから 向上心を持ちつづけ
毎日 明るく楽しくいこうと思います。
で 今、思うのは これは天職かなって思える
ようになりました。
時には辛い事や自分の不甲斐なさに嫌になる事も
ありますが 楽しいことの方が間違いなく勝っていると思います。
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自分をみつめて
グループホームにつとめて2ヶ月が経ちました。
私は6月より グループホームレオナに勤めています。
それ以前は 特別養護老人ホームで働いていました。
規模の大きな施設では 1日に関わりあうお年よりにも限界があり
忙しく時間も過ぎていき思うような介護がなかなかできない状況
でした。
もちろん ユニットケア、個別ケアと言われる中で どのように
取り組んでいくか、考えていました。
そこで出会ったのがグループホームです。
グループホームでは 6人という少人数。
まず名前をすぐ覚える事ができました。
身体的介護だけを見るならば 比べるまでもなく楽をさせてもらっています。
しかし少人数だからこそ 難しいとも言えるかもしれません。
ゆとりある時間の中で1人1人のお年よりとどのような関わりを
持って接していくか、大規模施設では出来ないグループホームならではの良さ
をどう生かしていくか まだまだ勉強と経験を重ねて自分らしい介護を模索して
いきたいと思っています。
グループホームレオナの一員として 一歩一歩前進の日々を送っていけたらと
思っています。よろしくお願いします。
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人として
介護職に携わってかれこれ15年になります。
以前 介護させて頂いた70才の男性がいました。
脳梗塞で倒れ 左半身不随となり言語障害を伴い
介護を必要とする生活を余儀なくされた方です。
生活は一変し 食事、トイレ、入浴に至るまで全て介助なしでは
生活が出来なくなりました。
それまで自分で出来ていた事が、人を介さなければ出来ないという
事に苦痛を感じているのでしょう。
はがゆさや 怒りが自分の中でどうしようもできず
介護者にあたる事で、心の平静を保っているように見えます。
そのような方に介護者として出来る事は 常に労わりの心を持ち
日常生活が平穏に送れるように努力することです。
その中でたった一言「ありがとう」の言葉が返ってきた時は、
それまでの苦労も消えゆく思いです。
その言葉は 介護する者の疲れを癒し 今後の励みとなるのです。
これからの介護は 今まで以上に 相手とのコミュニケーション
が必要となり その人の価値観や生き方を大切にすることで
介護を利用する人、サービスを担う人、との間には人間関係
さらに信頼関係を作る努力が必要と思います。
介護する者が知識、技術を高める努力をする事。
人間の持つ自尊心を損なう事なく 自立 向上に向けて
不安や悩みを理解する心で取り除き 少しでも自信を持たせて
あげること・・・だと思います。
これらを踏まえて より一層の努力をしていきたいと思います。
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おかえりなさい 我が家へようこそ
以前は 特別養護老人ホームで働いていました。
規模の大きな施設では 1日に関わり合う お年寄りにも限界があり
忙しく時間も過ぎていき 思うような介護がなかなかできない状況
でした。
そこで出会ったのがグループホームです。
グループホームレオナは 1ユニット6人という少人数です。
入所者数が少ないので 職員との関係が密になってきます。
一人一人の性格や好きな事、嫌いな事、以前の仕事・・・。
いろいろな事を知った上で その人の個性を大事にした対応を
していきます。
レオナに来て お年寄りと深く関わっていける喜び、そして
別れの辛さも ここで教わったように思います。
夜勤で出勤してきた私に
「おかえり」と声をかけてくれたMさん。
私がどういう言葉で返答しようかと 黙りこんでいると
「ここは 私の家だからね、だから おかえり」
そして「ただいま」と返答する私。
いつもは「家に帰る」「出口はどこ?」と言って
職員を困らせるMさん。
Mさんの口から出た思いもよらない一言にビックリしました。
「おかえり ここは私の家だから」という言葉は きっと本心
からの一言だったと思います。
一番 私を悩まし困らせてくれるので 「もう知らんで」と
怒りたくなるMさんだけど。
一番 私を泣かせてくれるのもMさんかな。
そんな事を思いながら 日々「帰る」「帰らないで」の奮闘は
今も続いています。
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わたしの好きな歌紹介 kiroro「未来」より
++++++ほら足元を見てごらん これがあなたの歩む道
ほら前を見てごらん あれがあなたの未来
母がくれた たくさんのやさしさ
愛を抱(いだ)いて 歩めと繰り返した
あの時はまだ幼くて 意味など知らない
そんな私の手を握り 一緒に歩んできた
夢はいつも 空高くあるから
届かなくて怖いね だけど追い続けるの
自分のストーリーだからこそ あきらめたくない
不安になると手を握り 一緒に歩んできた
そのやさしさを 時には嫌がり
離れた 母へ素直になれず
ほら足元を見てごらん これがあなたの歩む道
ほら前を見てごらん あれがあなたの未来
そのやさしさを 時には嫌がり
離れた 母へ素直になれず
ほら足元を見てごらん これがあなたの歩む道
ほら前を見てごらん あれがあなたの未来
ほら足元を見てごらん これがあなたの歩む道
ほら前を見てごらん あれがあなたの未来
未来へ向かって ゆっくりと 歩いてゆこう
kiroro「未来」より
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紙漉き体験で 足腰のリハビリ (株)モーリさんの協力
5月10日
株式会社モーリ様の好意により 出張手漉き体験をさせて頂きました。
「紙を漉くという事を通してリハビリそして
レクレーションとして楽しむ」
という目的で(株)モーリ様が催されている地域活動です。
紙の町川之江
古きよき時代にお年寄りが経験された紙漉き
昔をたどるように 説明を聞きながらも 色んな質問が飛び交いました。
紙を通して時空を越えた交わりが 入所者とでき 楽しい時間を
一緒に過ごせました。
モーリさん ありがとうございました。
(作業)
和紙の原料を混ぜる。
ぬるぬるした原料の中に格子を入れて漉く。
水切りの為に 漉いた和紙の上に板を置き その上で足踏み
よく水切りをするために 足踏みの足を高く上げて 大きい声で唄いながら
元気いっぱいに みんなで手拍子 足拍子
さてさて 水切りが出来たら 次はアイロンがけ
紙の耳をとって出来あがり
(シズさん感想)
「私は入社して 間もない頃のレクレーションだったので 最初は戸惑いました。
紙漉き体験に参加した時には 何をどうしたらよいか不安でいっぱいでした。
入所者方が 紙漉きをしたり 話を聞いたりしている時 とてもよい表情
をされて 活き活きしていたのが印象に残っています。」
(タミちゃん感想)
「足踏みはいつものリハビリよりこたえたわ。
でも みんなで唄ってしたけん よいよう たのしかったな。」
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巨人ファンのお母さん タカさん報告
先日 ハルさんの息子さんより
「お母さんは野球をよく見ていました。
巨人ファンで 負けると怒っていたんですよ。」
と聞きました。
これまた意外な一面。
私の中のハルさん像は”とてもおとなしい お母さん”。
野球に熱き闘志を抱き 怒りながら見ている姿と どうも結びつき
どうも結びつきません。
私の知らないハルさんの別の一面を知り また一歩
ハルさんに近づけたような気がします。
このようなレオナでの日々のお年寄りの人生の一部分に
ひとコマ ひとコマ 関わっていく仕事なんだと
18才から介護にたずさわってきて本当に理解したように思います。
とは言え 私もまだまだ足りない所がいっぱいの半人前職員
ですが お年寄りと接していきながら成長していきたいと思って
います。
グループホームレオナの入所者、家族、職員の皆さん
これからもどうぞ宜しくお願いします。
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