目次
○『いつでも夢を』唄
○『お正月飾り』
○『ばんざいチ』
○『今年の目標』
○『世界はうつくしいと』
○『訪問者』
○『三変化のヒツジです』
『いつでも夢を』唄
1 星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも歌っている
声がきこえる 淋しい胸に
涙に濡れたこの胸に
言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を
星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも歌っている
2 歩いて歩いて 悲しい夜更けも
あの娘の声は 流れ来る
すすり泣いてる この顔上げて
きいてる歌の懐かしさ
言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を
歩いて歩いて 悲しい夜更けも
あの娘の声は流れくる
3 言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を
はかない涙を うれしい涙に
あの娘はかえる 歌声で
あの娘はかえる 歌声で
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『お正月飾り』
月に1回きてくれるお客様 ふれあい相談員さん
月1回だけど やさしい声かけをしてくれ 色んな事を聞き出してくれるので
いつの間にやら なじみの友達になった感じです。
お正月飾りのしだれ柳に 餅花をつけていました。
餅花の中にあみだくじを入れたり クジにしたりして また楽しみを増やすのもいいですよ、と言われ さっそく来年からやってみようと思った。
色んな人の色んな経験とアイデアを頂けるのは 本当にありがたいと思う。
人とふれあえる事は なにより一番ありがたいことです。
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『ばんざい』
脇にかなり力が入り 着替えをさせてくれない事がある。
「天皇陛下」と声をかけると「バンザイ」といい手をあげてくれる。
「そなんこというてからに」と笑いながらも 声かけに乗って
バンザイしてくれる。体が覚えているのか 身にしみ込んでいるのか。
楽しいやりとりに ばんざい
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『今年の目標』
精神的に負けないようにしたいです。調子に乗らず 謙虚でいるように
心がけたいです。健康にも気をつけます。(エンターティナー I)
お年寄りを楽しませる介護ができるようにしたいです。何事にも早めに対応
してみんなの力になれるように頑張りたいと思います。(楽しく毎日 E)
野菜多めの食生活をします。なるべくお弁当を作ってきます。
料理のレパートリーを増やして 食事作りでも生かせるようにします。
ストレッチを日頃の習慣にして柔軟性をつけ 健康な体力作りをします。
(マイナス5キロ目標 S)
アンテナを張ります。介護の技術・知識など新しい情報を取りこめるように
テレビやニュース、雑誌、新聞を見ていきます。(進化 S)
毎日一日一日一瞬一瞬を大切にしていきたいです。(出産育児の夏 Y)
落ち着きたいです。まず靴をそろえられるようにします。(さりげなくさわやかにR)
早寝早起き 規則正しい生活をします。朝ごはんをしっかり作ります。(1年生 S)
1年間で5キロやせて 腰や膝の痛みを治したいです。(運動中 M)
一日一日をダラダラ過ごさない。体力作りをします。
うん十代の最後の年なので思い出に残ることを一つはしたい。(走る T)
今年は「みがく」ことにします。持ち場を「きれい」と感じてもらえるように
きれいを維持しようと思います。人格についても 磨く努力をしようと思います。
(整理整頓 M)
毎日なんとなく過ごして いつの間にか1日が終わっていることが多くなった。
もっと一日一日を大切にすごしていきたい。(1日1歩 A)
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『世界はうつくしいと』
++ 詩 長田弘
うつくしいものの話しをしよう。
いつからだろう。ふと気がつくと、
うつくしいということばを、ためらわず
口にすることを、誰もしなくなった。
そしてわたしたちの会話は貧しくなった。
うつくしいものをうつくしいと言おう。
風の匂いはうつくしいと。
渓谷の石を伝わってゆく流れはうつくしいと。
午後の草に落ちている雲の影はうつくしいと。
遠くの低い山並みの静けさはうつくしいと。
きらめく川辺の光はうつくしいと。
おおきな樹のある街の通りはうつくしいと。
行き交いの、なにげない挨拶はうつくしいと。
花々があって、奥行きのある路地はうつくしいと。
雨の日の、家々の屋根の色はうつくしいと。
太い枝を空いっぱいにひろげる 晩秋の古寺の、大銀杏はうつくしいと
冬がくるまえの、曇りの日の、
南天の、小さな朱い実はうつくしいと。
コムラサキの、実のむらさきはうつくしいと。
過ぎてゆく季節はうつくしいと。
さらりと老いてゆく人の姿はうつくしいと。
一体、ニュースとよばれる日々の破片が、
わたしたちの歴史と言うようなものだろうか。
あざやかな毎日こそ、わたしたちの価値だ。
うつくしいものをうつくしいと言おう。
幼い猫とあそぶ一刻はうつくしいと。
シュロの枝を燃やして、灰にして、撒く。
何一つ永遠なんてなく、
いつか すべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと
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『訪問者』
入口に訪問者記録用紙を置いています。
ふと見ると 何かが書かれていました。何だろう?
(名前) ○○ ○○
(関係続柄) いつもお世話になっています
(住所連絡先) 今日 朝 上分に帰ったのですが 家にだれもいないのか
家があかなかつて しばらく近くをさがしたのですが 見えなかので
仕方なくここへかえったのです。
名前は○○ 「えっ」いつの間にこんな手紙を書いてくれたのでしょう。
せつなさと 愛らしさがあふれてきて とてもジーンときました。
懸命に書いた文字は 震えて 大きくなったり小さくなったりしています。
ここでの生活を仕方なく受け入れてくれている事で 少し安心もしました。
何気ない日々を大事にしていきたいと思いました。
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『三変化のヒツジです』
初めて会ったのは運動会での仮装行列の時。
運動会の時 あなたはカボチャの馬車を引っ張る白馬だった。
そして クリスマス会の時 あなたは白いトナカイでした。
そして 年を改め2015年元旦 あなたは羊になっていました。
ほわほわの綿毛を身にまとい 表情もおだやかになっていましたね。
羊になりきっているせいで だれも昔の面影を思い出すことはないでしょう。
白馬の時は きりっとした目がとてもりりしくてかっこよかったけど、
今のやさしい目をした羊の瞳も魅力的です。
ダンボールで等身大の羊を作成した 生みの親にインタビューしてきました。
「少しづつ手直しと成形をして 生まれ変わりました。まさかここまで息長く変化していくとは思いませんでした。皆に愛される存在でうれしいです」
「変身する段階で顔の鼻筋は左右からひっぱりあげました。鼻は少し丸く
しました。尻尾は短くして丸く可愛くしました。目の位置は真横だったのを
前に持っていき移動させました。耳も真上にピンとしていたのを 位置を下げて横に持つていきました。頬も少し膨らみをつけました。」
紙祭りの時に 商店街で見かけたら 触って下さいね。なでなで。
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