目次
○4日間に吹いたすきま風
○93才の誕生日
○12月のサンタクロースの服
○冬 1月24日
○あたたかいマフラー
○あんなふうになりたい
○うれしい一言
○おすもうさん
○お日さま 詩 すぎもとれいこ
○かべどん
○ここちよさ
○でんち残量
○にゃんこのお茶碗
○はーもにか
○ばばぬき
○へあー
○外出先で
○マスクの顔
○昔の記憶
○怪我して気づいた優しさ
○楽しいおはぎ作り
○顔認識
○気づき
○近所の花のある家
○子育て
○みみをすます 詩 谷川俊太郎
○祝1才
○前略えびぞう様むすこ様
○早起き
○おおきな声
○暖冬 干し柿の知恵
○盆踊り
4日間に吹いたすきま風
研修の為 4日間 仕事場を留守にした。
そして仕事に戻ると
あんなに親しかった 親しいと思っていたお年寄りが
「どなたですか」と敬語で話しかけてきた。
半日は とてもよそよそしく過ごして 他人行儀だった。
午後からはいつもの笑顔が見られ始めビシバシときた。
4日間に吹いたすきま風は とてもさみしく感じた。
忘れていても思い出してくれてよかったです。
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93才の誕生日
93才の祝いの飾り付けを見るたびに 少し首をかしげるAさん。
誕生日の日付をきくと しっかり答えてくれる。
皆から おめでとう と言ってもらうと 照れくさそうにお礼を言っていた。以前 皆でつくった 八朔の皮の砂糖漬けを利用し 蒸しパンを作った。
作る時は やる気をなくしていましたが 食べる時になると
皆 笑顔で喜んで食べてくれたのでよかったです。
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12月のサンタクロースの服
入浴介助の支度でスタッフが半袖になっていた。
それを見たHさん
「まあーかわいそうな。なんぞ 服ないんな」と優しいいたわりの言葉が出た。
別のスタッフが「じゃあ 服落ちてないか探しにいこうか」
と歩行訓練を兼ねた ゴミ出しの誘いを さりげなく行った。
玄関先まで行くと 等身大のサンタ人形がいた。
サンタの服に目がとまり「これえんでないん」といい
サンタの赤い服を脱がせようかと言い始めた。
さすがに びっくりした。
クリスマス前なのでサンタの服を脱がせるわけにはいかず・・・
脱がせると ただの太ったおじさんになって見苦しいし・・・・
脱がせることは 賛同できず「これは脱がせるわけにはいかんのよ」というと
Hさんは不満ながらも納得してくれた。
いつも周囲の人や出来事に気配りできる人だけに さすが人生の先輩です。
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冬 1月24日
朝起きたら雪が積もっていた。
前日から天気予報で大寒波がやってくると聞いていた通り 大雪だった。
暖冬と言われながらも やはり冬には雪をどっさり見たいという気持ちもあり
雪で朝からてんやわんやの大騒ぎ どこか浮かれたような感じもある。
歩けない人もいるので雪の配達をした。
さっそく届けると パクリと一口
いつも雪を食べていたというSさん また一口
なんとなくおいしいらしい・・・「うんうん」と食べる。
ええ〜という人もいるが普段から食べていた人には普通のことのよう。
「子供の頃 積もった雪のきれいな所を器にとってシロップかけて
食べよったよ」
「うんうん そうそう 新雪のきれいな所だけとって 砂糖のせて食べよった」
「えええええ がっつりですね」
Jさん「どれ どれ」とパクリ。「なんちゃおいしない つめたいだけ」
それを見て となりのBさんもパクリ「うっ」言葉が出ない。
Yさん「どれ うわっ〜もうええわい さぶい」
その通り 雪は冷たくて ひやこくて さぶいものです。
思い出しましたか?体で覚えた記憶を呼び起こしたようです。
ボールの器で届いた雪は小さい雪だるまにしました。
4個の雪だるまに 目は黒ゴマ 鼻は人参をとがらせてつけて できあがり
なんとかわいらしい 4個の雪だるま ベランダの塀の上に飾りました。
うふふっ 明日が楽しみです。溶けてるか 大きくなってるか どうだろう。
雪だるま4個には名前もつけて 今夜は見守りをお願いしました
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あたたかいマフラー
おばあちゃんが編んでくれたピンクの花柄マフラー
おばあちゃんが編んでくれたんですよ。
見て下さい。91歳なんです。
ええ すごいじゃないですか。
とてもマネできんような柄じゃなあ。すごすぎるー
今も元気に家事全般を一人でこなして元気にしています。
自慢のおばあちゃんが孫にマフラーを編んでくれたらしい。
毛糸は一緒に買い出しに行き 編むのはおばあちゃん。
昔 レース編みもしていたらしく 模様はとても複雑で 葉柄の繊細な模様。
とても真似ができるような物ではなく複雑繊細で乙女ちっく
淡いピンクのマフラーは孫の首にくるんくるんと2回転して温めている。
孫の首におばあちゃんが巻き付いている風景を想像してしまった・・・
守られているんですね
大事に大事に毎日使用しているとのこと
おばあちゃんは1本目を自分のために作り
2本目を孫のために編んだらしい
おばあちゃん いいですね
わたしのおばあちゃんは 天国でみてくれていますか?
ここにいなくても いつも心の中にいてくれて
立ち止った時 困った時に話しかける
そんなふうに支えてくれる人がいると思うと
もう少し頑張れそうです。
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あんなふうになりたい
介護の仕事をしていて思うことは
あんなふうな かわいいお年寄りになりたいなあ、と思うこと
あんなふうに気のきいた冗談を言える人になりたいなあ。
明るくて素直なおばあちゃんになりたいです。
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うれしい一言
車から降りて歩こうかと思った時 とてもしんどくなって
こちらのかわいらしい娘さんに「大丈夫ですか あるけますか」
と言われ 本当に本当にうれしかった。
すぐそこの病院の玄関まで歩けるのか その日はとてもしんどくて不安が出ていたので 女神のように感じました。
あの人はどちらの方でしょうか。
また会えるのでしょうか。
年をとると 時々とてもしんどい時があるので 助けてもらえると
本当にありがたい時があります。
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おすもうさん
日々 お年寄りの方と過ごす中
色々な事を学んだり影響を受ける事も多い。
今まで興味のなかった相撲もその一つ。
何がおもしろいのかなぁ〜と思っていた。
しかし相撲が大好きな方と毎日のように見ていると
段々とその魅力にはまった。
一瞬で勝ち負けが決まる緊張感。
千秋楽が近づくとドキドキワクワクする。
「どうなるかなぁ〜?誰が勝つかなぁ〜」と会話も弾む。
今では休みの日も気になってテレビをつけている自分がいる。
相撲がこんなにおもしろかったなんて!
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お日さま 詩 すぎもとれいこ
お日さま 晴れの日 わらってる
お日さま 雨の日 ないている
お日さま 風の日 おこっている
お日さま 雲の日 なやんでいる
よごれた地球 気にかかる
お日さま 雪の日 いのってる
じっと しずかに 目をとじて
〜地球のよごれ とかしておくれ〜
ふりつむ雪に いのってる
やさしい お日さま
いつだって そっと 地球をみつめてる
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かべどん
一時ブームになったよね
イケメン男子に壁ドンされてみたい女子が多いって
まあそれもいいけど
お年寄りのカベドン これも見る価値あり
カベドンして休憩して息を整えている
これもカベドンだよね。
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ここちよさ
92才になる祖母が しばらく同居することになりました。
足が悪い以外は何でも自分でできる祖母。
自由に過ごしてもらおうと思っていたのですが、
はじめは予想外の生活習慣の違いについつい文句を言ってしまい ケンカになっていました。
「お風呂 はいりなあよ」と言えば「風呂は2、3日に1回でええ」
「これは賞味期限切れとるよ」と言えば
「5日ぐらい切れとっても食べれる」と言われ・・・
なる程 これが大正生まれ 戦争経験者の長年の習慣なのか・・・
と最近やっと考えられるようになりました。
「心地よい」と感じるのは人それぞれ。
入所者さんにとっても「心地よい」も皆さんそれぞれ違う・・・
自分の常識にとらわれず 人となりを理解してあげないと・・・
祖母のお陰で改めて考えることができました。
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でんち残量
電池もうないんかもしれん。
なめたら まだ電池のこっとるかどうかわかるで?
えええ そうなん?
昔の人はみな そうしよったんで。
なめて ピリッてきたら まだ電池のこっとるんよ。やってみてん。
ええええ・・・わたしにはできん・・・
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にゃんこのお茶碗
ごちそうさまでした。
ご飯を盛ったお茶碗を食べきると お茶碗の底から猫の大きな笑顔が現れます。
食べた後 お茶碗を覗き込んで 米を一粒だけ その猫の口元につけます。
そして 優しい声で会話がはじまります。
「おいしかったな。よう食べたな」と語りかけます。
猫の満足げな笑顔を見て にんまりする姿が愛らしくて
少し欠けた茶碗がなかなか捨てられずにいます。
猫が好き 犬が好き 生き物が好き 人が愛しいKさん 愛を求めています。
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はーもにか
じいちゃんが入れ歯をいれなくなった。
入れ歯がなくなったので 本当の爺様になった。
じいちゃんは若い頃からハーモニカを吹いていたと家族から聞いた。
ハーモニカを持ってきてもらうと さっそうと吹き始めた。
吸ったり吐いたり 情感のあるメロディを奏でてくれた。
何の唄かは分からないが 哀愁が漂ってくるメロディだった。
演奏中は奏でる方も 聞く方も耳をすまして真剣な空気が流れた。
いつもと違うじいちゃん。
拍手で次回の演奏を約束した。
夜になると 大きな声で呼び続ける事が最近増えたので
歩けない分 思うように体が動かない分 体力がありあまっているのだろうか。
嚥下も思うようにならず 好きな物も好きなような形態で食べられない。
それでも生きる力を ハーモニカの音色に感じた。
がんばれ がんばれと励ましながら いつのまにか励まされていた。
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ばばぬき
「今日は何する〜」と聞くと「なんでもええ〜」と返答してくる。
トランプを出して【ババヌキ】をしてみる。
様子をみながら やり始める。
昔した事を思い出したのかな?慣れた手つきでし始める。
Kさんは真顔で、Sさんは【J】と【ジョーカー】を一緒に出す。
くすくす笑いながら楽しんでいる。
私の所にババがくると顔に出てしまい 誰もひっかかってくれない。
何回してもKさんSさんには勝てない。次こそは 勝ちたいです。今度こそ!
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へあー
「ええヘアーしとるなあ」
じいちゃんに ほめられた。
じいちゃんが 髪型のことを【ヘアー】といった事にもびっくりしたが
ほめられた事もうれしかった。
私の髪型まで見てくれているのね。
見ているつもりが よく見られている。
どうでもよしじゃなく 身ぎれいにしないといけないね。
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外出先で
外出先で 介護をしているような方に 声をかけられた。
「うちも こんなとこ つれてきてあげたいわ〜」
どこか とてもいい事をしている気がした。
したくてもなかなか難しい外出ですが がんばってまた連れてきてあげたいと
思いました。
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マスクの顔
ある日 私はマスクをして出勤しました。
「ことないん?」と声をかけてくれるお年寄りたち
「ありがとう 大丈夫なんよ」と話していると
○○さんが、ジッーと私の顔を見ている。
声をかけるが「しらん」といい顔をそむけられる。
「もしかして・・・マスクかしら?」と思い 外すと
「あっ おった〜〜」と いつもの笑顔の花が咲いた。
いつもと違う顔に ビックリさせてしまったのかな?
でもごめんね。なんだか すごくうれしかったよ。
いつもの私の顔を覚えていてくれたことに。
いつもの私 いつも笑顔の私を心がけようと思いました。
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昔の記憶
ペットボトルを両膝ではさんで
割り箸を上から落として穴から入れていくゲーム
なかなかの集中力がいります。
「割り箸の細い方が入りやすいから 細い方を下にしたらどう?」
「いいや 重力で重たい方を下にしたほうがえんじゃな。」
「こなんこと 軍隊でもせんかったで」
文句をいいながら いつのまにか ムキになっている。
一生懸命に的にむかって 割り箸を落とす姿
うんうん そうそう そんな感じです。
10月のカレンダーのお祭りの絵の色塗りをする。
「はっぴは支給品じゃきん みな同じ色でよかろ。
下ズボンは個人もちじゃきん 別でもええな」
といいながら 色塗りするにも一つ一つ考えながら塗っていた。
おみごとです。
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怪我して気づいた優しさ
私は骨折には無縁と思っていたが、この歳でやってしまいました。
自分自身すごくショックで情けなかった。
病院でギブスをし 松葉杖をつき 主人に電話して迎えに来てもらった。
毎日毎日 思うような動きができずイライラするし。
「あ〜車の運転をしたい〜」
こっそりとギブスを少しずつカットしていく・・・
先生に気づかれて怒られる。もう一度ギブスのやり直し・・・
「入院しますか?」と言われながらも
「いいえ、家でおとなしく過ごします」と伝えるが・・・
「皆に迷惑をかけている。」「忙しい時期なのに」そう思うと
また情けなくなっていく。
「大丈夫よ」「その足じゃ〜仕事できんだろ〜休みな」と声をかけてくれる。
言葉は面白おかしく伝わってくるけど その中に思いやりのある優しい言葉。ありがとう みんな。
本当に甘えてしまいました。みんなに感謝しています。
迷惑かけてごめんなさい。そして ありがとうございました。
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楽しいおはぎ作り
ホームでおはぎ作りをしました。
皆さん手に覚えのある方ばかりで
「作ったことある?」と聞くと
「あるよ〜 よ〜つくりよったよぉ」とニッコリ。
これはたのもしい!
まず あんこ玉をみんなで丸めてもらっていると
Sさんの口がモグモグ 丸めたあんこが なくなっています。
そこで もう一つ丸めてもらうと
上手に丸めたあんこを トレーにのせるかとと思いきや
またまた口の中にほおばり ニコニコしています。
まぁ〜いっかな〜
そんなこんなで 出来上がったおはぎを皆でおいしく頂きました。
ごちそうさまでした。
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顔認識
豊かな感情表現のある Aさん
元気がない時や 怒っている時に 海老蔵のお面(手作り)を
かぶって挨拶すると たちまち笑顔になり拍手して喜んでくれます。
お面を外すと普通にもどる Aさん
息子さんが来た時は まんまるい目をパッチリ見開いて
沢山おしゃべりをして 元気いっぱいになります。
好きな人がくると喜ぶ Aさん
すごいなあ〜ようわかっとる〜と思います。
日々一緒に過ごしていると スタッフの顔も覚えてくれました。
「今日はお休みなん?」
「あの兄ちゃんが来とるなあ〜よう気がついてくれるんよ。
あの子はやさしい子じゃ」という言葉を聞くと
日々の積み重ねの介護や接し方で関係が築かれていると痛感します。
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気づき
久々に研修に行ってきました。
朝から晩まで椅子に座って 気づきました。
こんなに座り続ける事が 苦痛なんだと。
分かっていたつもりが お年寄りの気持ちがわかってあげられて
いない事に気づきました。
これからは座り直しや場所移動をこまめにしてあげたいと思いました。
研修に行っての一番の気づきです。
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近所の花のある家
散歩中 近所にいつもたくさんの花が咲いている家があります。
その日も立ち止まり
「きれいな。じょうずに世話しとんな。」といいながら
見せてもらっていました。すると家の人が出てこられました。
「いつも きれいな〜って ほめてくれてありがとう」
「よかったらこの花育てて」と
黄色の花のかわいい鉢植えを頂きました。
花好きのKさんは とても喜んでいました。
人のやさしさにふれた一日でした。
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子育て
私は昨年の7月に娘を出産し 初めての事ばかりで、
生活ががらりと変わった1年でした。
最初のうちは おなかがすいたのか オムツが濡れたのか
抱っこしてほしいのか なんで泣いているのかが すぐには
わかってあげられず、私まで泣きそうになった日もありました。
でも妊娠中に想像していた以上に 毎日が愛おしくて愛おしくて
たまらない日々でした。
先輩ママに【親バカじゃないと子育てはできない】と教えて
いただきましたが、本当にその通りだと思います。
わが子のパワーは どんな時でも癒してくれます。
母親になって1年が経過し こうしてほしいのかなと
なんとなくではありますが 分かってきたような気がします。
子育ても介護も 何をしてほしいのか 今何が必要なのか
耳を傾けて寄り添うことが大切なんだと思います。
笑ってくれると笑顔になれる。
日々精進ですが 笑顔を忘れずに頑張っていこうと思います。
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みみをすます++++++++++++詩 谷川俊太郎
みみをすます
ひとつのおとに
ひとつのこえに
みみをすますことが
もうひとつのおとに
みみをふさぐことに
ならないように
みみをすます
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祝1才
祝1才。昨年 生まれた僕の子供もすくすく育ち1才になりました。
振り返ると あっという間の とても早い1年でした。
仕事から帰って 子供の顔をみると 疲れも吹き飛びます。
レオナの行事にも何度か参加し かわいい笑顔をふりまきました。
お年寄りも皆さん 子供が好きで 中には全力で舌を動かして
ベロベロバーをしてあやそうとしてくれる人もいます。
「いつもの口腔体操よりもすごいなあ〜」と思った事もあります。
子供には不思議な力があるのかもしれません。
これからも温かく見守って下さい。
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前略えびぞう様むすこ様
「なんどー」「バカー」と感情むきだしのMさんの声(笑)
年々 認知症が進み何もかも忘れて会話もままならない状態の
Mさんが2つ覚えているものがあります。
それは「息子」と「市川海老蔵」です。
どんなに機嫌が悪くても息子さんが訪問に来た瞬間に
ケラケラ笑います。
そして嬉しすぎて大声で泣く事もあります。
ある時 新聞に等身大の市川海老蔵さんが載っていたので
裏に厚紙を貼り お面を作って持っていきました。
大当たりです。
このお面さえあれば どんなにM様の機嫌が悪くても大丈夫。
一秒で笑顔にすることができます。
悲しいかな 尽くしても〜尽くしても海老蔵のお面に勝てない私
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早起き
Hさんの朝は早い
まさに日の出と共に起きる。
押し入れの戸を開ける音
布団を片付け タンスの開け閉め・・・
カーテンも開け 空気の入れ替え
「まだ4時ですよ。」
「でももう明るくなりよる〜」
うっかりしているとベランダに出てしまう。
「いかん いかん 危ない」と止めようとすると
「ちょっと 見てんな」
きれいな朝日だった。早起きは三文の得。
だけど やっぱりもう少し寝ていてくれると助かる。
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おおきな声
着替えの時 大きな声で抵抗する ナニシヨンゾー
そして自分の声で叫んでいるその声に対して ウルサイーとどなる
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暖冬 干し柿の知恵
暖冬。12月に入っても 北風が吹きすさぶこともなく
干し柿を 近所のFさんに頂いた。とてもおいしかった。
「今年は 冬になっても気温が下がらん日が多いから
干し柿しとっても くさる事が多いんよ。
前にも同じような暖かい冬があったから
今回は 皮向いてから 大きい鍋で熱湯わかして 入れてから干す。
今年みたいに暖冬だと それでもカビがいって腐る場合があるから
干してから またもう一回 熱湯にとおして 干したら くさらずに
できあがったんよ」
と教えてくれました。
なるほど。ただ皮をむいて干すだけより 熱湯にとおしてから
干した方がいいんですねえ。なるほどなるほど。
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盆踊り
8月1日金生の盆踊りに出かけた
日が暮れかかる時刻から歩いて10分かかる 金生第一小学校グラウンドを
めざす。昼間に歩くのとは違い 少し遠く感じる。
「年取ったら夜出歩くことないきんな ひさしぶりじゃな。風がきもちええな」
老いを少しずつ受け入れてきたことで 夜の散歩 出歩きがなくなった事
自然の流れではあるが 夏の夜は 案外涼しい風が吹いて
月が出ていいもんだと 思い出してもらえてよかった。
その日は 本当に気持ちのよい風の吹く日で
お月さんもまんまるでミカン色だった。
みきゃん(愛媛地元キャラクター)が来ていたので一緒に写真も撮った。
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