目次
○【歯医者さんへ行く】
○【シートベルト 互い違い】
○【2月のある風景 いよかん】
○【あさごはん おかわり】
○【6月 むらさき色一面の藤の花】
○【お花がわらった】
○【カエル】
○「君の名は・・・」
○【誕生日おめでとう】
○【こちらがおせわになっています】
○【ねむれない夜にお願い】
○【しりとり】
○【さおし柿】
○【背くらべ】
○【介護をしていて思う事】
○【たいこ 太鼓】
○【ちょっとしたこと】
○【ハチの巣 じいちゃんの勲章
○【夏の果物 保存】
○【ふりふり】
○【ほつこり情報】
○【なみだくん さよなら】
○【マクドナルド ごくり】
○【タイムスリップ 時空をこえて】
○【若かりし頃の思い出 桃栗柿】
○【わたし】
○【初夏 虫たち】
○【リフレッシュ】
○【かわいい人形】
○【食欲が落ちても】
○【南国土佐を後にして 替え唄】
○【頭がまっしろ】
○【うぶげ】
○【髪は長い友達】
○【料理は苦手】
【歯医者さんへ行く】
帰り際 玄関の自動ドアに はさまれそうになった。
まつ毛がはさまれそう おなかがあたりそう そんな寸前で
自動動ドアがしまった。
自動ドアの敷居のキワの所で立ち止まっていた時に起こった。
自動ドアが優秀で 閉まるのが早い気がする。
高齢になると 影が薄くなるのか よくわからないが
とにかく危険で きわどい所で はさまれずに良かった
ほっとしたら 笑えてきた。
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【シートベルト 互い違い】
車に乗車する。助手席でシートベルトをしてもらう。
シートベルトを助手席側でなく 運転席側の所で止めてします。
あああ・・・
運転席側のシートベルトを助手席側でとめた。
クロスした。
二人で大笑いした。
近くは見えないけど 遠くは見えて 気づくもんだと 笑いながら・・・
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【2月のある風景 いよかん】
居間に柑橘のいい香りが漂っていた。
外の日差しは温かくなってきたが まだまだ肌寒さを感じる2月下旬
いよかんをむいた皮で洗面台を掃除していたらしい。
「けっこうシミがとれてきれいになりますよ〜」
ゴシゴシ きゅっきゅっ
気持ち良さそうに 洗面台をこすっている
そこからいい香りがただよって 洗面台もツルツルで白くなっている
なんだか気持ちいい
食台の上では Hさんが 伊予かんの皮をむいて
夕食の支度をしてくれていた。
そこからも いい柑橘のいいかおりがしてくる
エアコンの風にのって いよかんの香りでいっぱい
食べて良し 掃除して良し いよかんの いい予感
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【あさごはん おかわり】
「おじょうちゃん もう一枚 パンくれるな」
「えええ うふふふ」
おじょうちゃんって なんだかとっても新鮮で
かなり久しぶりに呼ばれて 照れくさくて くすぐったくて
でも 嫌な気がしなくて
呼んでくれたI+さんが 愛らしく思えてきた。
「はあーい いいですよ もう一枚ですね」
心がはずんで なんだか優しくなれた気がした。
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【6月 むらさき色一面の藤の花】
近所の菖蒲の咲いているお宅 Mさんちに
菖蒲をみせてもらいに出かけた。
庭いっぱいに 菖蒲が咲き誇り とても大きく色良くて
とてもきれいだった。
「今年も菖蒲の花を見せて頂きありがとうございます。」
縁台があり 中からご主人が 手にビワを持って・・・来られた。
「それはビワですか〜おいしそうですね」
「よかったらどうぞ 帰ってから食べて下さい」
「ありがとうございます。」
視線を少しずらして奥様の方に目がいった。
「美人〜〜」と驚きの声が出た。
となりに旦那様がいるのに 遠慮することなく また
「美人じゃね」と重ねて言う。
なんだか はずかしいやら うれしいやら
Iさんが言うと 悪気がなくて
ビワを頂き ごちそうさまです。
ほめ上手のIさんの手柄です。
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【お花がわらった】
お花がわらった お花がわらった お花がわらった みんなで笑った
近所のMさんのお宅には 6月になると菖蒲の花が沢山咲いています。
毎年 菖蒲見物に寄せてもらっています。
菖蒲の花も 終わった物から摘む作業がありとても多忙にしていました。
Mさんご夫婦も88 84 と
いつまで出来るかわからないと言いながらも
こうして今年も寄せてもらえた事がとてもありがたいです。
ストケシアという紫のダイヤのような花
菖蒲 生命の春 というお花をおすそ分けして頂きました。
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【カエル】
雨が降るとカエルがなく
帰り道に 大きなカエルがドカンと 行く手をはばんでいた。
ゲロ ゲロ
地響きのような声がおそろしい
虫とりの網で捕まえて 田んぼに放り投げたら・・・
カエルの話題になった。
お皿の裏どうしをすり合わせると カエルが大合唱を始めるらしい
へえーそうなんだ〜
子供の時 おもしろすぎて お皿をスリスリしていたら
母に「もう ええかげんに やめなあよ」と言われた
昔の事を思い出した。
なつかしい たのしい思い出です。
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「君の名は・・・」
姉ちゃん・・・カイゴさん・・・オーイ・・・
私たちを色々な名前で呼ぶ 入所者の皆さん
その中でも Iさんは 私を 様々な名前で呼んでくれます。
私の実家が大分と知れば「べっぷさん」
みなのことを「かあさん」と呼ぶのに私には
「おふくろさん」「エプロンかあさん」とバリエーション豊か。
この前は「ぼこちゃん」
今日はどんな名前で呼んでくれるのか 楽しみです。
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【誕生日おめでとう】
Sさん 誕生日おめでとう
9月3日で84才になったSさん
みんなに祝ってもらい とてもうれしそうでした。
「84才 おめでとう」と言われると
「わし天皇陛下と一緒で」というと
「そんな年でない」と返答してくる。
「じゃ 何才になったん?」と聞くと
「50才じゃ」と。
「いつまでも 若くおれるって 最高じゃね」
とスタッフが言うと顔をクシャッとさせ 満々の笑み
皆でハッピーバースデーを唄い イチゴケーキを食べました。
長生きして 毎年同じ言葉を言いあい満面の笑みを見せて下さい。
Sさんの笑顔 大好きです。
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【こちらがおせわになっています】
Kさんは時々介助中にスタッフに気をつかって
「世話ばっかりかけてごめんよ」と言う事があります。
「そんなことないです。いつもKさんには助けてもらっています」
と返します。
本当にそうです!
Kさんは裁縫がとても上手で几帳面な人です。
ボタンがとれた時 私より数倍キレイにつけてくれます。
私が苦戦していると「貸してんなー」と助けてくれます。
新聞を四ツ折りにするのも端と端を ていねいに合わせてくれます。
タオルも とてもキレイにたたんでくれます。
キレイにつけられたボタン、たたまれたタオル、新聞を見るたびに
「すごい!」と感じます。
私は子育てをしながら 仕事をしています。
時々ですが 子供をお年寄りの所へ連れて行きます。
小さな子供が好きな方が多く、自然に笑顔になってくれて
うれしくなります。
認知症もあるため 忘れてしまう事もありますが
その瞬間瞬間を共有できることが ささいな幸せです。
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【ねむれない夜にお願い】
夜になっても疲れることなく昼間のように元気に歩いている方がいます。
他の人の部屋を見て回ったり 食事を待ってみたり
トイレをヒンパンに行きすぎるほど・・・
難聴の為 耳元で大きな声で話さないと聞こえない
でも夜中・・・大きな声を出すと他の人も起きてしまうし
大きなジェスチャー(手話)で感情をこめて伝えた
「夜中はしずかにして下さい」と紙に書いて見せた
「すまんのな」と言って 布団の中にもぐりこんでくれた。
多分 必死で伝えたので気持が心に届いたんだと思う
こんな日もあります。
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【しりとり】
おわらない つづく
りんご ごま・・・りんご ごま・・・りんご ごま・・・
いつまでも続くよ シリトリは
しってか知らずか おんなじ線路の上をぐるぐる回ってる しりとり
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【さおし柿】
お母さんの好きな さおし柿
お母さん好きなきん持ってきたんよ
毎年そういって娘さんが届けてくれる 秋の味覚 さおし柿
歯はほとんどないけど ガブリガブリ 頬を緩ませながら 食べました。
あまりにも美味しそうに食べるから 嬉しくなりました
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【背くらべ】
早いもので 私の息子も 9才になりました。
息子は小さい頃から レオナに遊びに来ており
何度か行事にも参加した事があります。
お年寄り達も やさしく声をかけてくれるので レオナが大好きです。
遊びに来た時に「また 大きくなったね」
「わたしと もうあんまり変わらんなったなぁ」と
背中を合わせて「どっちが高い?」と背くらべをしていました。
いつも温かく迎えてくれて 見守ってくれて ありがとう。
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【介護をしていて思う事】
毎日のお年寄りとの関わりの中で
相手が求めている事が分からなかったり
こちらの気持が伝わらなかったり
「介護はむつかしいなあ」と感じる事が多々あります。
でも 作った食事を残さずに食べてもらえた時
「ありがとう」とお礼を言ってもらえた時、
笑ってもらえた時 日常のほんのささいな事ですが
「あ〜よかった」と とても励みになります。
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【たいこ 太鼓】
1階まで下りると 近頃 足取りが頼りなくなり不安定なAさん。
しかし10/14 秋祭りの日は違った。
「たいこ たいこ すきなきんなあ」そそくさと1Fまで来た。
隣の爺様は「わっしゃ かかんで こわいこわい」と腰が引けている。
それを尻目に 外履きにはきかえるのも早い。
少し手助けをしてもらいつつも とてもしっかりした足取りで
太鼓に向かって突進。
目がキラキラ 足が地から離れている。
足取りが軽い どこか背中まで伸びてる。
好きな物は好き 好きだから うれしい 元気になる
元気のパワーは太鼓です
太鼓の音が鳴り始めると もう仕事どころじゃなくて 心がザワザワして
仕事は手につかない スタッフのYさん。
どこから太鼓の音がしてくるのか どこの太鼓が 近くにいるのか
気が気でない。
目に火がともる 体が20才若返る 全身の毛孔が開いた
太鼓の音に 今年も酔いしれる
Yさんの大好きな太鼓台。
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【ちょっとしたこと】
ちょっとしたことが うれしかったりする
今年の太鼓は 入所したのでホームで見る 初めての秋祭り
お祭りの太鼓が大好きだとは聞いていた
ごくろうさん ごくろうさん
太鼓が来るたびに 言ってくれる
こんなして よろこんでもらえて うれしかった
雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ 夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫なカラダヲモチ 欲ハナナク
決していからず いつもしずかに わらっている
一日に玄米4合と ミソと少しの野菜を食べ あらゆることを
自分を感情に入れずに よくみききし わかり そしてわすれず
野原の松の林のカゲの小さなワラブキの小屋にいて
いって看病してやり
西にかれた母あれば 言ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に ケンカや ソショウがあれば
つまらんから やめろといい
ひとりのときには 涙をながし
さむさの夜は おろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ ほめられもせず くにもされじ
そういうものにわたしは なりたい
雨にも負けずに太鼓台 がんばれ
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【ハチの巣 じいちゃんの勲章】
じいちゃんの家を取り壊す事になり
床の間にあったハチの巣をレオナに届けた。
ハチの巣は 子供の時から床の間にあったので
珍しいものでもないと思っていたが
レオナの人は みんなとても珍しがって 喜んでくれた。
じいちゃんは亡くなったがきっと喜んでくれていると思う。
だってだって じいちゃんが若かりし頃
まだスズメバチが巣にいるのに 木に登って
枝をうって大事に持ち帰った 勇者の勲章のような物だからです。
その当時 スズメバチの巣は 皆欲しがるものだったらしく
また運気をあげるということもあったそうです。
じいちゃんの自慢のひと品です。
長年床の間にあったので 少しもろくなってはいますが
レオナ玄関先で飾ること5カ月あまり
前の道を通る人は 不思議そうに近づいて見て言ってくれました。
スズメバチの手仕事に 唾液で作ったと考えると・・・
だけど文様のような 色がすばらしい。
運気があがるならとしばらく置いてみた。
台風のくる10月には片付けた。
クリーンセンターでも注目を浴びた。
いろんな人が近寄って来た。
「どこに こなんもんあったんな」
少し自慢したくなった。
じいちゃんも空で微笑んでくれていることでしょう。
最後の最後まで皆の役に立ち
よろこびと感動を与えてくれましたから。
じいちゃん ありがとう。
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【夏の果物 保存】
暑い時期は野菜や果物 買ってもすぐ傷んだり黒ずんだりして
日持ちしないんですよね。
こないだ買ったパイナップルも 冷蔵庫に入れてなかったら
もう傷んでいたし・・・驚きました。
バナナは特にすぐ黒い斑点ができてしまって
それが 新聞紙にくるんで 二重ぐらいがいいです。
それをナイロンに入れて
冷気が直接あたらないようにして冷蔵庫に入れると
日持ちするんですよ。
まあやってみて下さい。
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【ふりふり】
ふったらお酒に変わるかも
ふったらコーヒーにかわるかも
かわらまい
かわるはずない
といいつつも コップを持ってグルグルと回してみる
ちょっと一口飲む
ほっ えっ かわった かな
いや かわらん お茶じゃわい
魔法の声かけにのってくれる日もある
おもしろくすると 少し飲んでくれる それが嬉しい
笑顔で食べてくれるのが嬉しい
あなたの笑顔に ごちそうさま
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【ほつこり情報】
まだ太鼓台はかけない2人。
(幼いので もう少し成長してからと考えていた)
太鼓を見て わっしょい わっしょい
お尻をユサユサ よいやさ〜 よいやさ〜
大きなお尻がブラブラ 目の前に
かわいらしくて ついつい 動画を撮りました 母より
【なみだくん さよなら】
○○くん さよなら
さよなら ○○くん
またあう日まで
君はぼくの友達だ
この世は 悲しいことばかり
君なしでは とても 生きていけそうもない
だけど 僕は恋をした
すばらしい恋なんだ だから しばらくは君と 逢わずに くらせるだろう
○○くん さよなら さよなら○○くん また会う日まd
○○くんさよなら さよなら○○くん また逢う日まで
君は僕の友達だ
この世は悲しいことだらけ 君なしでは生きていけそうもない
だけど 僕のあの娘はね
とってもやさしい人なんだ
だからしばらくは君と 逢わずにくわせるだろう
○○くん さよなら さよなら ○○くん また逢う日まで
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【マクドナルド ごくり】
暑すぎることもなく 寒いこともなく
体力が落ち 横になって過ごす事が多くなったSさん
食事も 喉でつまりそうになったり
入れ歯も入れなくなり 歯がない状態での食事
自然と ミキサー食になっていた。
それでも 大きな声でスタッフの事を呼んでくれる
「おーい おーい」
体調も良かったので 三島バラ園でバラを見た後
マクドナルドに立ち寄った。
大きなハンバーガーをきざむことなくガブリ
もぐもぐもぐ ごっくん
なんだか嘘のように のどごしよく たべていくハンバーガー
普段は食事の時にむせこんだりで食べるのに苦労していたのに
ハンバーガーは難なく食べていた。
すごい すごいよSさん ハンバーガー好きなんですね
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【タイムスリップ 時空をこえて】
お年寄りの話しを聞いていると
時々 心が若い頃に戻っている時があります
「お父さんが仕事から帰ってくる」
「○○(旧姓)です」
「今日は学校いくよ」
「子供のごはんこしらえないかん」などなど
以前読んだ介護のエッセイには
「そういう時お年寄りは若い頃に
タイムスリップしているから お年寄りの言っている事は
本当の事なんだ」と とても優しい目線で書かれていました。
そう思うと本人たちは なかなかステキな体験をしているのかな〜
認知症の症状が出ると ついつい「困ったなあ」と
思ってしまいがちですが タイムスリップしている時は
なるべく一緒に体験してあげたいなと思います。
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【若かりし頃の思い出 桃栗柿】
8月初旬 お年寄りと一緒にテレビを見ながら
すたっふ「もう そろそろ 梨の季節じゃなあ」
A「梨 好きよ。長十郎が一番じゃなー」
す「今 長十郎 売ってないで」
A「なんで?」
B「しらんがなー」
A「なあ 桃栗3年 柿8年って言葉知っとる。どういう意味?」
C「桃と栗は 3年おきに豊作で柿は8年おきってことじゃないん」
A「へえ そうなんじゃー」
B「ちがうちがう 樹を植えて実がなるまでのことよ。」
「うちら 農家じゃけん おうとると思うでー」
C「へえー この年まで知らんかった」
B「えーんよ。知らんでも 食べれたら」
C「よ〜 木に登って採りよったわ」
B「栗は頭の上に落ちてくるけん 危ないんで」
A「イチジクはすぐ 木がおれるけん 気ぃつけないかん」
この会話が延々と2時間ちかいくらい続いていました
そして 床に入る前「今日はつかれたわー何もしてないのに」と。
いえいえ 十分 頭を使いましたよ
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【わたし】
あなたは無理して笑っていませんか?
ほんとは つらいんじゃないんですか?
だれにも言えなくて ひとりで抱え込んでいる「わたし」がいます。
そんな時 孫と一緒にコスモスの花を見に行きました。
とにかく かわいい 目に入れてもいたくない孫
ひとりニヤニヤする自分がいる
横には 退職した主人が目じりを下げて
わたしの様子を見ている
わたしには主人がいた
いつまでも元気でいてね。
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【初夏 虫たち】
夏の暑さ まだ暑さに慣れていない時期
時々 しっかり降る雨はつめたい
ムカデ、シロアリ、羽あり、だんごむし
大きな黒ムカデ
キンチョールに助けられた
手が震える
叩くことも 追い出すことも 人を呼ぶ事もできず
その場に立ちつくして どこかに行ってしまわないかと
相手の動きを見つめている。
沈黙の戦い
ムカデが出るのが怖いから
畳に布団を敷いて寝る時は 頭の周囲にぐるりと
タンスの虫よけ剤を置いて寝ている。
そしたら ムカデが 私の所には来なくなったんです。
他の人の所にはムカデが出るすけど。
でも ショウノウの臭いに囲まれて眠るのも 結構苦痛です。
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【リフレッシュ】
久々の外出をしました。
夏も終わり 彼岸花も咲いて
曇りでしたが 暑すぎず ちょうどよい天候での外出となりました。
スーパーで食べたいお弁当と オヤツを選んで ドライブ
車中では 入所者さんの笑顔がたくさん見られ
ホームでいる時よりも生き生きしていて楽しいひとときになりました。
「今度は○○へ行こう!!」と
もう次のプランもき決まっています。
リフレッシュって大事
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【かわいい人形】
人形を膝の上に置き あやしているMさん
人形の髪をとかしてあげると
「よかったねーかわいらしくなった」と人形に声をかけている。
ある日 オヤツにクッキーを渡すと
人形の口元へクッキーをあてながら「たべるなー?おいしいよ」
「たべんの?ばあちゃんは もう食べとんで」と
やさしい表情になる。
きっと子供さん お孫さんへも していた事なんだろうなあ。
人形の口元には 何かがつまっているけれど
なんだか うれしそうに見えた。
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【食欲が落ちても】
暑さのためか 食欲がないKさん
食事前になると 今日は食べてくれるかな?と心配する毎日・・・
いざ食事を目の前にすると ため息をつき
なかなか手が箸にいかないKさん
「Kさん今日はこれ おいしそう。Kさんも絶対すきよ。
ちょっと 食べてみて」と声をかける。
ちょっと食べて また箸を置いてしまう。
すると 隣のHさんが
「わあーこれおいしい」「食べてみてー」
「おいしいよ」と声をかけてあげている。
するとKさんも「これ?」と食べて「うん おいしいね」と言う。
Hさんは「よかったねー」と自分の事のように喜んでいる。
その様子を見て とても心が温かくなりました。
やさしい想いやりある言葉をかけてくれるHさん
ありがとうございます
これから季節もすずしくなり 食欲の秋に入ります。
どうかKさんの食欲がもどりますよう みんなで願っています。
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【南国土佐を後にして 替え唄】
慣れし ふるさと あとにして
つどい 生れし 平尾山
熱き心の人柄が
笑顔で暮らす あたたかさ
見ませ 見せましょ 表に入れて
紙で栄える けむり立つ
よいとこ よいとこ
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【頭がまっしろ】
高齢になって頭が真っ白
まあいっか
いつのまにかパーマをすることも
毛染めもすることも止めて
年寄りだから 隠す事も無いし これ以上手間をかける事もない
なんて言う。
おじいちゃんが生きている間は毛染めしよったきんど
もう亡くなったから 毛染めてこい〜 言われる事もないから
もうやめたんよ
まっしろだろ
「いやいや所々 黒いのもあるよ」
まっしろになってしもうたー
それが それが 最近はゴールドになってきた感じがする
そういうと なんだかうれしそうに見えた。
お金足りん時に髪で支払いしよかしらん
売れよかな うふふ
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【うぶげ】
みてみて 産毛がはいてきたんよ〜
もう てっぺんは 生える事も無いと思っていたけど
産毛が少し 芽を出してきて 障った感じの手触りが違う
じいちゃん 若いなあ
頭の血の巡りがえんじゃな
頭もつかいよるきんなあ
産毛が育ち もう少し長くなる事を期待しています。
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【髪は長い友達】
あの人 ふさふさしよるな
髪の毛が多い人にはスキはさみを使用する。
多めの人には 多めの人用のスキハサミを使用する
でないと間に合わないから。
「ああいう 年とっても 髪がふさふさしよる女の人は
女性ホルモンが多くでていると思うよ。
女の人でもヒゲはえたりする人おるけど
あれは 男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが
逆転して男性ホルモンが多くなっとんよ。
僕みたいに 髪がふさふさしよる男の人は
男性ホルモンが少ないんじゃ。
男性ホルモンの多い人は 頭がうすくなるね。」
へえ そうなんだ〜
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【料理は苦手】
「料理は苦手なんです」と言って許される年齢は
とっくの昔に通り過ぎてしまった私
ホームの食事作りでは 味に自信がないので
これでいい?何が足りない?
甘すぎるかな?と入所者さんや 他のスタッフさんに確認しながら
台所に立っています。
甘いものが大好きな私が作ると
どうしても砂糖も入れすぎてしまうようで
「それ以上は入れないで」と横から ストップがかかります。
こんな料理が苦手な私でも作れる
甘いもの好きにお勧めのオヤツレシピを紹介します。
≪水ようかん≫
材料
かんてん 4g
水 600g
こしあん(砂糖入り)400グラム
砂糖 70グラム
塩 少々
作り方
1 寒天と水を火にかける
砂糖を入れ 溶けたら こしあん と 塩を入れる
寒天とあんをなじませ 2〜3分 煮る
2 火を止める。混ぜながら 粗熱をとる
3 型にいれ かたまれば出来上がり
あまくておいしいよ ぜひ 一度作ってみて下さい
PS 料理上手のスタッフがおしえてくれたのですが
寒天の代わりに アガーを使うと もっと簡単にできるそうです。
アガーは火にかければ 元の状態に戻るので
失敗しても何度もやり直しができるそうです。
アガーってすごい。
アガーを使えば「わたし 失敗しないので」って
わたしも胸を張って言えそうです。
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