目次
○【運動会】
○【餅米】
○【ぬくげな手】
○【ご近所さんのチカラ】
○【あるある 毎日】
○【父】
○【励みにしている事】
○【ふとした時間に】/a>
○【未来のわたし】
○【ひとりぐらし】
○【スマイル】
○【研修】
○【思い出】
○【小さな幸せを感じたひと時】
○【梨 秋月】
【運動会】
今日は運動会です。朝からバタバタしています。
「外は寒いかなぁ」「上着もいるよなぁ」と話していると
「どっか行くんな?」「え〜どこ行くんな?」と弾む声。
ずっと外出していないので楽しみににしている様子。
順番に1人ずつ化粧していく。
「眉は書く?」「当り前よ!」
私 自分の眉かいたことないよ、と思いながら
徐々に仕上げていく。
「口紅は何色がええかなぁ」と聞くと
「かわいらしい色にしとって」と嬉しそうに
パンフレットをのぞき込み「赤かなぁ?いやオレンジがええわ」
と返事が返ってくる。
衣装を着ると「このヒラヒラ かわい〜わ」
「ここにも・・・いっぱいついとるで〜」
まるで何十年か前の在りし日の少女のよう。
「頭は何ついとる?」鏡を見て急にすまし顔になる。
思わず「かわいい〜」
喜んでいただき ありがとうございます。感謝♥感謝♥
その嬉しそうな笑顔 久しぶりです。
忘れかけていた素敵な笑顔、昔を思い出してくれてありがとう。
これからも頑張ります。その笑顔を見るために・・・
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【餅米】
「あんたんとこ もう 餅米 浸しとん?」
と声をかけてくれるI+さん。
「また浸してないんよ」と答えると
「あんた 正月くるのに まだしとらんの?」と話される。
この会話は1年を通し よく話題として出てくる話。
Iさんの中では 明日がお正月である事が頻繁にある。
なんて めでたいのだろう。
今年もあと少し お正月まで 指おりながら一緒に数えて行こう。
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【ぬくげな手】
ある日の夜勤中 Sさんは 私の手を握り
「あんた いつもこなに 手ぬくいん?」と言い
両手で握ってくれる。
ベッドに横になると「あんたもはいれる。はいりなぁ〜」
と言われる。
「ごめんよ〜まだ仕事があるんよ〜」と答えると
「ほうなぁ〜あんたと寝たら ぬくげなけん」と言われ
一緒に笑いあった。
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【ご近所さんのチカラ】
レオナと駐車場の道すがら 近所のI+さんは
お会いするといつも声を掛けて下さる。
「おつかれさん」
「おそまで たいへんじゃなあ」
「みな げんきにしよるな」
ひとこと ふたこと 挨拶を交わすだけだけど
仕事終わりにIさんと会った日は 心が癒されます。
先日 入所者さんと散歩の途中に
Iさんが声を掛けて下さいました。
「元気にしとったな?」と聞かれ
「おひさしぶり。また 遊びに来てね。」とSさん。
「コロナがおさまったらな」と笑って返すIさん。
あーーー本当に早くコロナがおさまって 皆が気兼ねなく
レオナに遊びに来てくれますように!
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【あるある 毎日】
@お茶碗片手に 「おい ワシのメシはまだか」
A大爆笑
「ところで なんで わたし 笑っとるん?」
B「あんた若いやん」と言われて マスク 外せない!
C102才のIさんが「おかあさん!」と叫んでいるので
「Iさんは何才?」と尋ねると
「9才!」
昨日は60才だったなあ〜
明日は何才のIさんに会えるか楽しみ♥
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【父】
わたしの父は昔ながらの昭和の父です。
小さい時は あまり話をした事がありませんでした。
部活や学校で必要な物を買って欲しい時も、恐る恐る
話しかけていた事を覚えています。
そんな父も年をとり 認知症の症状が出るようになりました。
電話で私の名前を言っても よくわからないようです。
遠方におり このコロナ禍で今年は1度しか会えていません。
私の事はきっと記憶から抜け落ちてしまうだろうと思っていました。
一度だけ帰省出来た6月、私の顔を見ても すぐに名前は
分からなかったけれど、しっかりと私の手を握り
「元気にしとったか?頑張らないかんぞ」
「がんばれよ」と何度も言ってくれました。
初めての事だったと思います。
40才も半ばを過ぎ 自分の子供も成人したというのに、
やっぱり親から「がんばれ」と励まされるのは嬉しいものでした。
あんなに寡黙だった父が 私の買ってきた物を
「ありがとう。おいしい」と言って食べ
「手伝ってもらってすまんな」と頭を下げる。
弱くなったなと寂しくもありましたが・・・
元気な時も 口には出さなかったけど、
気持ちは変わらずあったのだと思う事にしました。
「また帰って来いよ」と送り出してくれた父の元へ
また来年も美味しい物を沢山持って帰りたいと思います。
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【励みにしている事】
自分の年齢が徐々に今は亡き両親の年に近づくと
より一層 今いる利用者さんに重ね合わせて見てしまいます。
何気ない当たり前にしている事でも、利用者さんから
「優しいのね。ありがとね…」と言ってくれると心が
暖かくなり嬉しいものです。
樋口了一さんの「親愛なる子供たちへ」という手紙の詩
があります。この詩の中に、年老いた私がある日
今までの私と違っていたとしても どうかそのまま私の事を
理解してほしい。
同じ話を何度も何度も繰り返しても その結末をどうか
さえぎらずに うなずいてほしい。(略)
足も衰えて 立ち上がる事すら出来なくなったら
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【ふとした時間に】
1日1日があっという間に過ぎていく日々。
流れ作業のように時間を見ながらこなしていく日々。
落ち込み、つらく余裕のない日々。
今日はゆっくり話してないなあ、聞いてあげてないなあ、
そんな日々。
そんなある日 話をしたり 聞いてあげていると
ふとまわりが 自分が笑顔で笑っている。
すごく幸せな時間だと あらためて思い 感じた日々。
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【未来のわたし】
「10月の13・14・15日はお祭りやね」と嬉しそうに
何度も伝えてくれるYさん。
わたしもお祭り大好き!
太鼓の音を聞くと ベランダや外へ歩いて行けるYさん。
90才になっても100才になっても 太鼓台を見に行けるように
今から足腰を鍛えないと・・・と思います。
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【ひとりぐらし】
最近 一人暮らしを始めた私。
家では 親(母)が全てしてくれた日々でした。
一人暮らしをして 母親の大変さを 今 感じている。
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【スマイル】
気分のムラがあるSさん。
機嫌が悪い時は スタッフに対して
「あんたとはしたくない」
「帰って」「もういいです」
と怒る時があり 私は 他スタッフが対応しているのを
ジッと見ているだけでした。
積極的に声をかける事で 信頼関係が出来てきて
今は Sさんの笑顔を見るとうれしくなります。
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【研修】
実務者研修を受講しました。
願掛けに手のひらサイズのだるま人形。
受講が始まる前に片方の目を書き込みました。
受講が無事終わったら もう片方の目を入れて
無事 両目のだるまになりました。
今回まさか コロナ禍まっただ中で、愛媛の1日
コロナ陽性患者が4桁台を更新するさなかの
受講になるとは思いもしませんでした。
更に 講師の方が濃厚接触者となり 最終受講日が
延期となる等、色々と忘れられない夏になりました。
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【思い出】
入社当時は こんなに長く続けられるとは思っても
みませんでした。振り返ると 楽しい思い出、辛い思い出
嬉しい思い出が沢山できました。
誕生日には いつも祝ってもらい お花を頂いたこと、
運動会では 顔を真っ白にして飴を探したこと、
利用者の方と笑いあった楽しい日々を思い出します。
すべてが私の宝物です。
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【小さな幸せを感じたひと時】
両親とたわいもない会話をしながら、食事ができる事に
小さな幸せを感じています。
一日でも長く、この生活が続く事を願っています。
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【梨 秋月】
梨は昔から百薬の長と言われるように、
様々な薬効があることが知られています。
風邪で熱があり、のどが渇くときに 梨を食べると
熱を和らげ同時に のどの渇きも止めてくれます。
さらに消化酵素が食物の消化を助け 肝臓の負担を
和らげてくれるため、日ごろからお酒を飲む機会の多い人には
おすすめです。
高血圧の方は、梨に含まれるカリウムが体の中から
ナトリウムの排出を促進してくれますし、微量のアスパラギン酸が
疲労回復にも効果があります。
梨の甘味質は人体に入った時に、他の糖と違って急速に
血糖値が上がらないそうです。
私はフルーツの中で梨が一番大好きです。
友人に梨を育てている人がいて毎年8月〜幸水→豊水→秋月
と9月頃まで新鮮な朝採れの梨を頂いています。
1年間元気で毎日過ごせるのは この梨のお陰かなと思うくらい
食べています。ちなみに一番大好きな梨は 秋月(あきつき)です。
(新高)(豊水)(幸水)の交雑により誕生した赤梨。
この梨は月のように形が丸いことが由来だそうです。
甘味もしっかり感じられます。
来年もどんな梨が届くのか楽しみです。
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